みわみわに学んだ7つの習慣 第7の習慣 :刃を研ぐ

みわみわに学んだ7つの習慣 第7の習慣 :刃を研ぐ
 
ちょうど2年前の5月頃から、長女は歩くときに躓くようになりました。けれども、運動会や修学旅行には参加できていたので、まさか脳腫瘍ができてるとは思いもよりませんでした。
f:id:miiha-miwachan:20210517111038j:image
しかし、その後も躓くことが多くなり、次第に歩くのが不自由になってきました。
11月に脳幹グリオーマと診断されて、放射線療法を受けました。12月末に退院し、1月初めに放射線治療は終了しました。

f:id:miiha-miwachan:20210517105347j:image
治療後しばらくは歩けていました。右手の麻痺もありましたが、リハビリのおかげで、しばらくは右手でご飯も食べれていました。1月は学校にも行けましたが、コロナの影響で、3月から休校になってしまいました。学校にも行けず自宅ですごしていた間に、再び麻痺が進行してきました。
f:id:miiha-miwachan:20210517095424j:image
 
右足をうまく動かせず、立ち上がるときに座り込んだりしていました。それから立ち上がることもできなくなり、結局、3年生のときは学校にはほとんど行けずに、在宅療養になりました。
f:id:miiha-miwachan:20210517095259j:image
長女にとっては、状況がわからないままに入院、放射線療法、リハビリなど行い、せっかくよくなったのに、また手足が動かせなくなったのは、本当に怖かったと思います。また自分の訴えを言葉で表現することができないので、辛い気持ちだったでしょう。
f:id:miiha-miwachan:20210517105417j:image
けれども、長女は麻痺が進行していく中でも、できるだけ自分の手で食べようと、不自由な右手で一生懸命動かしていました。右手が動かなくなると、左手を使って頑張って食べていました。立ち上がるのが難しくなっても、お手洗いはポータブルトイレに行こうとして、支えてもらいながら、頑張って移乗していました。
f:id:miiha-miwachan:20210517095103j:image
みわみわに学んだ7つの習慣も、最後になりました。
 第7の習慣 「刃を研ぐ」です
 
この章では、私たち人間は、4つの側面(肉体、精神、知性、社会性)から成り立っており、それぞれの側面において、「刃を研ぐ」習慣、すわなち自らを鍛え、磨いていく習慣を持たなければいけないと説明しています。
 
長女はどんな状況にあっても、一生懸命でした。脳腫瘍のために麻痺が進んで行き、できる事が少なくなっても、身の回りのことは自分でしようと頑張っている姿がありました。
そしてなにより、いつも笑顔でした。
f:id:miiha-miwachan:20210517095455j:image
 
私(父)は、この長女の様子を見ていて、自分は長女ほど一生懸命に生きているだろうかと、考えさせられてしまいました。長女のように障害を持って生まれたわけでもなく、脳腫瘍にもなっていないのに、自分を鍛えようともせず、毎日なんとなく生きていたからです。
f:id:miiha-miwachan:20210517095506j:image
長女が亡くなって、もう半年経ちました。長女は、自閉症発達障害と重度の知的障害をもって生まれました。長女を育てる事は、困難な事がたくさんありました。妻は本当に大変でした。
 
そして、予想もしなった脳腫瘍を患ってしまいました。最初は右半身の麻痺でしたが、麻痺は徐々に進行し、寝たきりの状態になってしまい、わずか18歳であの世に逝ってしまいました。
毎日のように大騒ぎしてましたが、突然去ってしまった感じです。
 
けれども、短い命でしたが、本当に元気一杯に、最後まで長女らしく力一杯生きた18年間だったと思います。
 
これで、この「みわみわの日記:自閉症児が脳幹グリオーマになった」は終わりです。
これまで、読んでいただいて本当にありがとうございました。コメントしてくださった方々本当に感謝します。
 
みわちゃん、私たちのところに、遊びに来てくれて本当にありがとう。
f:id:miiha-miwachan:20210517073055j:image