みわみわ に学んだ7つの習慣 第1の習慣・「主体的である」

ティーブン・コヴィーさんの「7つの習慣」は、私がみわみわ といた時に、自分の態度や考え方に大きな影響を与えてくれた本です。また一緒に過ごすなかで、逆に長女 から教えられたこともたくさんあります。それらのことを、7つの習慣風に書いて見ます。
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1、主体性を持って生きる
長女は、広範性発達障害があり、自閉症、知的障害と多動症の特性を併せ持っています。
脳幹グリオーマのために麻痺が出現する前は、多動症のため、いつも家の中を歩き回ったり、跳んだりしていました。睡眠障害もあるので、多動行動が夜昼となく起こります。アパートの下の階の方から注意されたこともあります。
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なので、朝早い時間や夕方など時間のある時は、出来るだけ散歩に連れ出していました。
 
ある日、駅の構内を歩いていると、長女はいつもの様に奇声を発しながら跳びはじめました。
周りの人の中には、ジロジロ見たり、不思議そうに見ている人もいます。
突然、走り出そうとするので、私は静止したりしましたが、長女は周囲の事など気にせず、ぴょんぴょん跳んだり、ワーワー言ったり、していました。
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とても恥ずかしかったのですが、
その時、「この子は周りの人など全然気にしていない、それに比べて自分はいつも周囲の人のことを気にしている。」と不意に思いました。
「自分はいつもビクビクしながら生きているのに、この子は自由に生きている。」と長女に対してすごい尊敬の念が湧いたのです。
 
その時はなんとも言えない不思議な感じでした。
 
この子の行動のために、私や妻はいつも恥ずかしい思いをしていました。周りの人に申し訳ない気持ちになったり、いつも複雑な思いでいっぱいでした。
 
けれども、この子の行動は、障害が原因で起こっており、自分ができることをしているだけなのです。あとは周りの人間がどう感じるか、どう反応するかだけだと思います。みわみわは、みわみわ でしかないからです。
 
7つの習慣」の中の第1の習慣は、「主体的である」です。
その章には、「私たちは自分の身に起こったことで傷つくのではない。その出来事に対する自分の反応によって傷つくのである。」や、「人生で体験することにどう反応するかが最も大切なのである。」と言う文章があります。
 
自分は、みわみわ の行動もさることながら、その行動に対して、他人がどう思うかなどを気にしていました。自分にとっては、当然の反応だったのではありますが、その反応自身も選ぶ事ができるのです。
 
そうはいっても、やはりみわみわ と一緒にいると困った事や恥ずかしい事ががたくさん起こりました。けれども、もっと一緒にいる時間を作ろうと思いました。できるだけ、一緒に散歩に行くようにしました。
 
今はもう一緒に散歩に行くこともできないです。恥ずかしい思いをしたことなども、懐かしく感じます。
#発達障がい
#知的障がい