卒業式
今日は、美羽子の通っていた学校の卒業式でした。
高2の11月に脳幹グリオーマと診断され、余命は治療後10ヶ月から1年と宣告されていました。
宣告された時は、余命1年と、プラス2ヶ月頑張って高3の卒業式を迎えたい!と願いました。
ですが、その願いは、美羽子のそばにいて変わっていきました。
あっという間に動けなくなり、食べにくくなり、時折痛みで泣く姿を見るようになり、早く楽にしてあげたいと思うようになっていました。
高3はあまり学校に行けず、昨年11月5日に永眠しました。
今日の卒業式、私(母)は、出席できませんでした。
卒業式では、美羽子の席や卒業証書を準備くださっていることを聞いていたのですが、行けませんでした。
学校に行くと、小学部1年生から高等部2年生まで11年間の元気な美羽子ばかり思い出してしまいます。
いないことが受けとめられなくなるのです。
以前も書きましたが、グリーフケアでは、大切な人が亡くなって、受けとめられるまでの期間は、親は3年、配偶者は4年半、こどもの場合は、5年かかるそうです。
亡くなる背景や関係性によって一概にいえないそうですが。その間、受容までのプロセスが揺れるそうなのです。
https://miiha-miwachan.hatenablog.com/entry/2020/12/29/185926
今のわたしは、学校に行くと、お祝いの席の卒業式なのに、ずっと泣いてしまいそうです。
かといって、頑張って笑顔でいることも出来そうになかったので、欠席しました。
卒業式では、お友達が美羽子の写真を持って入退場、美羽子の席に写真を置いてくれていました。
卒業式後、クラスのお友達ママ達が家に来てくれました。
お友達2人が帰ったあと、みんなと集合写真を撮り忘れていたことに、気がついてくれた小1からのお友達。
夕方、校長先生をはじめ先生方がきてくださいました。卒業証書をいただきました。
祝電、花束などお世話になった皆様からのお祝い、アルバムメッセージなどいただきました。
ありがとうございました。
12年間、お世話になりました。
ゆっくりアルバムを見て、夫婦で涙涙です。
高1高2高3の集合写真が表になっているアルバム。
表紙の裏の写真は、美羽子が亡くなる前日にクラスのみんなが会いに来てくれて、手を合わせてます。
みんなの想いが嬉しかった。
(白い手が美羽子)
わたし達家族をサポートしてくれた皆様、blogを読んでくださる皆様、心から深く感謝いたします。
読んでいただきありがとうございました。
#自閉症
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